JA海部東管内の特産&伝統野菜を知ろう 海部東部地域は、豊かな水と肥沃な土壌に恵まれた土地が広がっています。農業をささえる人たちにより、地域特性を生かした多様な野菜の生産が行われています。このコーナーでは、みなさんにぜひ知っていただきたい海部東部地域の特産・伝統野菜を紹介します。
小松菜 ミズナ ミブナ
赤しそ ほうれんそう モロヘイヤ
越津ネギ 方領大根 愛知本長ナス

小松菜

いわれ

江戸時代に小松川(現東京都江戸川区)周辺で栽培されていたことから、小松菜と呼ばれるようになりました。

栽培の歴史

栽培の歴史

江戸時代に小松川(現東京都江戸川区)周辺で盛んに栽培されるようになりました。その後、関東周辺を中心に広がり、やがて中部から関西へと全国で栽培されるようになります。尾張地域においては、昔から雑煮の食材として使われており、冬の代表的な野菜として、盛んに栽培されています。

主な栽培地区

主な栽培地区

特徴

特徴

旬は冬期で特に霜の降りる時期に栄養価が高く、葉肉も厚く軟らかくなり、甘みが増します。カロテン、ビタミンC、ミネラルが多く含まれています。現在では「こまっちゃんどら・おやき」などに小松菜を入れこんだ地元ならではのおまんじゅうとして、甚目寺地区の和菓子店で販売されています。

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ミズナ

いわれ

肥料を使わず、水と土のみで作られていたことから、水菜と呼ばれるようになりました。

栽培の歴史

栽培の歴史

京漬け菜の代表種で、京菜(きょうな)、千筋菜(せんすじな)、千本菜(せんぼんな)、糸菜(いとな)などの別名があります。
来歴は古く、天和3年(1683年)に京都市南西部で栽培されていた記録があります。
明治時代に当地に伝えられ、あま市内(七宝地区)における栽培は昭和40年頃から盛んになり、冬の重要な野菜となりました。

主な栽培地区

主な栽培地区

特徴

特徴

京野菜の代表の一つで、主に冬が旬の野菜です。関西地方を中心に古くから栽培されており、主に漬物として各家庭の台所へ深くとけこんでいます。肉料理では臭みを消す効果があり、その特徴を生かした鍋物に使用されるようになり、各地域での栽培が広がりました。

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ミブナ

いわれ

江戸時代より京都市中京区壬生地区で栽培されていたことから壬生(ミブ)という名でミブナ(壬生菜)と呼ばれるようになった京野菜の一つです。

栽培の歴史

栽培の歴史

あま市七宝町沖之島地内中心に栽培されており、京野菜を扱う業者との契約栽培により主に冬期に出荷されています。

主な栽培地区

主な栽培地区

特徴

特徴

ミズナによく似ていますが、ミズナと比べて葉に切れ込みがなく、へら型で丸い葉が特徴です。京野菜として、主に漬物に適しています。

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赤しそ

いわれ

紫蘇(しそ)の名前の由来は、食中毒で死に瀕している少年に紫蘇の葉をせんじて飲ませたところ命が蘇ったので、人を蘇らす紫の葉から紫蘇という名前がついたといわれています。

栽培の歴史

栽培の歴史

大治町では、戦後間もない頃にはすでに栽培が始まっていたようです。
当初は名古屋への出荷が中心でしたが、関西方面からの注文も入るようになり、ますます生産が盛んになりました。
愛知県下有数の生産地で、大治町の特産品となっており、平成23年には、赤しその妖精「はるちゃん」という町のマスコットキャラクターも誕生しました。
町内の商店では、「はるちゃん」を用いた商品も販売されています。

主な栽培地区

主な栽培地区

特徴

特徴

大治町の赤しそは、縮れと色が濃い点で見た目がよいと評判です。出荷時期の6月頃には、毎年庄内川の河川敷一面が赤紫色に染まります。旬は6月。

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ほうれんそう

いわれ

ほうれんそうの「ほうれん」は中国語でペルシャを意味し、西アジア、ペルシャ地方で最初に栽培されたのではないかと考えられています。日本には、17世紀頃中国から伝わってきました。

栽培の歴史

栽培の歴史

明治中期から栽培が始まり、明治末期には尾張平野の木曽川沖積畑地を中心に、大治町、あま市などで産地が形成されました。近年では輸送網が充実し、近隣産地とともに発展してきました。
名古屋市という大消費地に隣接している恵まれた立地から栽培が盛んになりました。また、平成16年に結成された「大治町地産地消学校給食会」により、学校給食への定期的な提供も始まり、地産地消の取り組み等に活用されています。

主な栽培地区

主な栽培地区

特徴

特徴

露地栽培が中心で、濃緑で葉肉も厚く旬の味覚が味わえます。ビタミンA、Cを始め鉄分やカルシウムが多く含まれる緑黄色野菜です。旬は10月~4月。

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モロヘイヤ

いわれ

古くからエジプトを中心とする東地中海地方で好まれて食べられており、クレオパトラも好んで食べていたとの話もあります。重病を患ったエジプト王がモロヘイヤのスープを飲んで回復したという故事があり、「王様の野菜」を意味するアラビア語「ムルキーヤ」が語源となっています。

栽培の歴史

栽培の歴史

日本では1980年頃より栽培が始まった新しい作物で、大治町では平成に入った頃から栽培が始まりました。比較的手軽に出荷できることから栽培が広がり、今では大治町を代表する野菜のひとつになりました。

主な栽培地区

主な栽培地区

特徴

特徴

葉の部分を食べる1年草の野菜で、耐乾性が強く高温多湿を好みます。葉を刻むとオクラやとろろに似たぬめりが出てくるのが特徴です。
カルシウム、ビタミン、カロチン等を多量に含み、健康野菜としても注目されています。旬は6月~10月。

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越津ネギ

いわれ

愛知県津島市越津町で栽培されたことから、越津ネギと呼ばれるようになりました。

栽培の歴史

栽培の歴史

江戸時代に現在の愛知県津島市越津町で栽培されたのが始まりです。あま市美和地区は、古くから野菜等が多く、越津から近い地域であることから栽培されるようになりました。
現在でも、あま市美和地区で盛んに栽培されており、尾張地方でも有数の出荷量を誇っています。

主な栽培地区

主な栽培地区

特徴

特徴

尾張地域特産の根深ねぎです。
青ねぎと白ねぎの中間種で、緑部分も柔らかくおいしく食べることができます。鍋料理をはじめ、刻んで薬味としても利用されており、多彩な料理に使われています。旬は、冬期11月~3月。
現在では、越津ネギを使った「ねぎみそせん」が美和地区のスーパーを始めとする喫茶店などで購入できます。

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方領大根

いわれ

江戸時代にあま市方領地内(甚目寺地区)が原産地であることから、方領大根と呼ばれるようになりました。

栽培の歴史

栽培の歴史

起源は明らかではないが数百年前と言われ、あま市方領地内(甚目寺地区)が原産地とされています。安永3年(1774年)尾張徳川候が、放鷹のおり、村人がこの大根を献上したところ「太く、大きく、且つ美味」であると賞賛し、尾張大根の名称で全国的に名前が知られました。また、関東の練馬大根は方領大根から発祥したとも言われています。明治14年には大字方領の篤農家20余名により海東郡方領大根採種組合を組織して、優良種子の採種に取り組み、品種改良により早生方領大根が生まれ、昭和19年に大日本種苗協会から有功賞がさずけられました。しかし、昭和40年代には、青首ダイコンにおされ栽培は減少し、地元農家の自家消費野菜になりました。
現在では「あいちの伝統野菜」に認定され、原産地のまちおこしとして取り上げられ、市の伝統野菜の代表格です。
※江戸時代の書物の「尤草子(もっとものそうし)」の中に「色雪のごとく白く、甘きこと飴のごとし」と記述されています。

主な栽培地区

主な栽培地区

特徴

特徴

旬は12月~2月。葉が横に開き、根(ダイコン)首部を覆う。根は白く、水牛の角のように湾曲したものが良品とされています。大根の肉質は緻密で煮くずれしにくく、「ふろふきダイコン」として絶品と言われています。

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愛知本長ナス

いわれ

愛知で栽培された長なすであることから、愛知本長ナスと呼ばれるようになりました。

栽培の歴史

栽培の歴史

尾張北部やあま市美和地区を中心に、昭和10年頃から栽培が始められており、夏から秋に収穫する抑制栽培用の品種の一つとして栽培されていました。現在では栽培している農家も少なくなり、地元農家では自家消費野菜になりました。

主な栽培地区

主な栽培地区

特徴

特徴

「あいちの伝統野菜」の一つ。果皮は黒紫色で光沢があり、長型は20cm前後の食味の良い品種です。旬は、7月~9月。
焼物、煮物、野菜カレー料理に適しています。

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このコーナーは、海部東部地域の特産野菜や伝統野菜を広くみなさんに知っていただくことを目的とし、
海部東部地区農業改良推進協議会監修のもと作成・編集を行っています。